信州着物の似合うまちネットについて
信州着物の似合うまちネットは、着物が好き、蚕糸や製糸の歴史や町並みに関心がある、着物をキーワードにまちづくりにつなげたい、など主に長野県内の着物や蚕糸にかかわる人たちでつくるネットワークです。きっかけは信濃毎日新聞社が2011年末から開催した「Wa（輪•話•和）の会」でした。
「着物と製糸の歴史 まちづくりに」をテーマにしたこの討論会は、上田、岡谷、須坂、駒ヶ根の四カ所で開きました。どこの会場にも、男女を問わず多数の方が集まり、長野県内にはこんなにも着物が好き、製糸の歴史に興味がある人が多いのか、と主催者もびっくりしました。蚕糸や製糸が長野県の近代化を支えてきただけあり、ある年代以上の方の多くは、身近でお蚕さんがいた記憶があり、懐かしげに語ってくださる方もたくさんいました。さらに、若い方も着物を着たいのに着るチャンスがない、どうやって着たらいいのか分からない、と毎回参加する方も少なくありませんでした。
それまでにも、県内各地では着物や製糸をキーワードに、さまざまなイベントが開かれ、地域づくりにも取り組んでいました。しかし、互いの連携や情報交換がほとんどありませんでした。
Waの会を開く中で、着物や蚕糸などにかかわる人たちのつながりが生まれ、お互いの場所を訪ねて、もっと知りたいという声が上がってきました。せっかくできたネットワークを終わらせるのはもったいない。そんな思いからインターネットを利用しながら情報発信し、リアルの世界でも意見交換したり、行き来するようなネットワークをつくることになりました。
このサイトは
・信州きもの日和：着物やシルクに関するイベントなどの情報
・信州絹の道：長野県の近代化を支えてきた蚕糸•養蚕業の歴史や、遺跡や町並みの紹介、まちづくりの取り組みなど
・信州きもの大好き：長野県内の紬の紹介や着物に関するアイデアや情報
それぞれ紹介していきます。
Waの会でできたつながりが、ほんものの輪になってうれしい限りです。
この輪がさらに広がっていきますように。
信濃毎日新聞社 井上裕子
★メンバーだけでなく、このブログを読んでくださる方からの情報や楽しい着物の写真の提供も歓迎します。
○「メッセージ」からどうぞ。
- この集まりについて
- 記事投稿：2012年11月30日 / キモノノニアウマチ
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